オリコン・烏賀陽訴訟で、東京地裁の判決が出た。次のような内容である。(注)
烏賀陽弘道氏はオリコンに百万円を支払え。烏賀陽氏側の反訴は棄却する。
誠に異常な判決である。強い憤り感じる。
この判決は、一言で言えば、〈ジャーナリズムなど消えてしまえ〉判決である。
この判決は次のような事実を示した。
電話取材を受けコメントしただけで、訴訟を起こされ数百万円のお金を取られる可能性がある。また、出版社を訴えず、コメントした人だけを訴えてもよい。
これはSLAPP(恫喝訴訟)を認める判決である。司法を利用した嫌がらせを認める判決である。
このような判決が認められれば、ジャーナリズムは成立しなくなる。
この判決は、どのような世界を導くのか。
電話取材に答える人はいなくなる。そんなリスクを負って、電話取材に答える人はいないであろう。
電話取材だけが危険なのではない。これは情報源への攻撃なのである。ありとあらゆる取材に答えることが危険である。訴訟の対象にされて高額な賠償金を求められる可能性がある。しかも、出版社から切り離されて、自分一人だけが訴えられるのである。
このような危険性があっては、情報源が口を閉ざしてしまうであろう。つまり、ジャーナリズムが成立しなくなるであろう。
東京地裁の判決は、正に〈ジャーナリズムなど消えてしまえ〉判決なのである。
既に、このような危惧は、烏賀陽弘道氏自身が詳しく述べている。
● オリコン訴訟について烏賀陽はこう考えます
私も、次の文章でオリコン訴訟の危険性を指摘した。
● ジャーナリスト個人を対象にした高額訴訟の不当性 --反SLAPPの論理
しかし、それにも関わらず、〈ジャーナリズムなど消えてしまえ〉判決が出てしまった。
なぜ、このような異常な判決が出たのか。裁判長の綿引穣氏が虚偽だらけの異常な思考をしているからである。
東京地裁の判決は、虚偽だらけの異常な判決である。(私は、東京地裁の判決文を繰り返し読んだ。不快さのあまり気分が悪くなった。)
東京地裁の判決文は虚偽だらけである。今後、連続して東京地裁の虚偽を指摘していく。つまり、異常な判決がどのように異常かを説明していく。
諸野脇@ネット哲学者
(注)
詳しくは以下の記事を参考。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080422/23819
http://www.news.janjan.jp/media/0804/0804225490/1.php
http://www.j-cast.com/2008/04/22019316.html
判決文の原文は次の通り。
http://ugaya.com/column/080422oricon_verdict.pdf